日生ノ木日

私の全て。これは私がこの世に存在した証。

毎日、消費するために生きてる。

今日が終われば、明日が来れば、と思いながら、指折り過ごしてる。

あと1時間頑張れば、あと1日頑張れば、あと1年頑張れば、って、見えない底で、小さな光だけを頼りに生きてる。

こんな日があと何十年も続くのか。

ちっとも面白くない。

退屈で野垂れ死にそう。

 

ずっとどこかで、夢に見てる。

日常に溶け込む音楽、私を変えてくれた音楽、あれらを奏でることの出来る、輝く特別な人になりたいと。

昨日今日で考えた小さな夢ではない。

5年前から積み上げた、私の大きな夢。

自分なら出来るとさえ思ってた。

自分は特別だと、輝けると、誰かの人生を変えられると、そう信じてた。

今もそれを、強く強く強く願ってる。

 

そして、夢で終わる。

私には自信がない。

やりたいことを誰の意志にも負けずに最後までやりきって、挫折したり成功できる自信が。

安定を求める親の声と、つまらないプライドと、臆病な性格が邪魔をする。

努力が水の泡に帰すのが怖くて、小さな努力すら積み上げられない。

趣味だ趣味だと、それを言い訳に、向き合うことから逃げてる。

全部、分かってる。

だから、今の現状が悔しい。

夢から逃げられる退屈な人生を選んで、時間を無駄にしながら生きてる今が。

 

そうやって、このまま死ぬのか?

何も残さずに。

何も伝えられずに。

そんな人生に、意味はある?

 

夢を後回しにしたツケが回ってきたみたい。