私の心からこぼれ落ちる 痛みと涙を覆うかさぶた それがヘッドホン もうこれ以上こぼさないように ふたをして 音楽という薬を流し入れる それはゆっくりと 私の胸に染み込んでいって 全身に行き渡る そして同時に 感情が溢れ出す こうすれば 渇くことは無い …

心を激しく揺さぶるような 素敵な曲に出会ったとき 私はいつも くたくたに 疲れる これからもっと 感情をこんなにも強く動かしてしまうような 素敵な曲に 出会ってしまうという予感に うちひしがれて この耳に届く その声 その音 そのメロディー その心 その…

変われるきっかけが欲しかった なにもかも きちんと言えない自分が嫌で 自分の想いも気持ちも 全部 表現してしまいたい 変わりたい そして 彼らみたいに 夢に向かって 一生懸命走りたい とにかくそんな感情だけが 先走ってって 今 音楽の道を選んだ。

誰も悪くないってわかってるんだよ みんなみんな悪気はなくて 優しすぎたり 不器用すぎたり ほんの少しズレてただけ でもそのズレを見据えて 少しずつ少しずつ 確実に傷ついていって 気づいたら大きな穴になってて それからだともう遅いんだよ 傷ついても見…

あれからあっという間に月日は過ぎた 愛が欲しくて 躍起になって 安く買った 忘れられない面影を探しながら ふわふわした愛と戯れる いつか心が休まることを信じて ぐるぐるぐるぐる 頭を廻る 記憶 ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ 頭を巡る 想像 みんなが幸せなら…

素晴らしい音楽に出会ってしまった。 興奮と切なさが混ざったような、新しい感情を見つけた。奏でる者への感動が溢れる一方で、自分の心がここまで激しく動かされたことに狼狽え、見えないものを具現化する才能に嫉妬した。もちろんここでいう才能とは、天性…

深夜3時。耳を通り抜ける言葉の海に溺れながら、布団の上で感情をかき混ぜる。 心の温度が高くなって、ふいに何かを叫びたいような衝動に駆られる。 ああ、こんな言葉じゃ足りないんだ。私の感情は私のちっぽけな語彙じゃ、私のつまらない言葉じゃ、表せない…

「いつでも待ってる」 待てないことなんかわかりきってる癖に、格好つけてそう返した。変に急かして、子供っぽいとか我儘だとか、そんなふうに思われたくなくて。たった一つの返事だけで、本当にずっと待てるような気がするほど、あまりにも嬉しくて。 でも…

嫌な夢を見た。 涙で目が覚めた。 過去の温もりと愛を思い出してしまって、自分から放り捨てたものを思ってもう一度泣いた。 でもきっと、あの時今の選択をしていなかったら、今日見た夢みたいに私もあの人ももっと傷ついていたんだろう。私の選択は正しかっ…

今日もごみのような日々を送った。自分で勝手に感情をぐちゃぐちゃにかき混ぜて、そこから必死に逃げるだけの日々。どんなに明るく良いことがあったとしても、自分のくだらない被害妄想と自虐に埋め尽くされてマイナスの感情しか残らない。いっそ脳や心なん…

最近、ヘッドホンが無いと外出ができなくなってしまった。ヘッドホンが無いだけで怖い。安心感がない。外の世界から私を遮るものがない。 見たくないものを見ずに、聞きたくないものを聞かずに、ただただ大好きな音楽に塗れて嫌なことから気持ちを逸らし続け…

今日も返信は来なかった。 別にもう期待なんかしてないし、会えるかさえ分からない人だ。それなのにずっと忘れられなくて、それどころか気持ちだけどんどん高まっていく。「気になる」だけだったのが、いつの間にか「好き」になって、私の一方的な片想いなの…