日生ノ木日

私の全て。これは私がこの世に存在した証。

私が悪い

思い出してしまった。

いつからこんなふうになってしまったのか。

ずっと夜が怖かった。愛されてた日々を思い出して苦しくなるから。孤独を実感するのが嫌だった。それだけ依存してしまっていた、支えられていたからということはわかってる。本当に幸せ者だったんだ。でもその分足りなくなった。埋まらなくなった。考えてしまうことが、思い出してしまうことが、後悔してしまうことが、すごく怖くて、夜になると落ち着いていられなかった。

そのあと安い愛を手離して、また一人になってしまった。また前みたいに夜に怯えながら過ごさないといけない。それが嫌で、何も考えずに眠れるように、達してから寝るのが癖になった。ただの作業。寂しさは性で埋める。余計なことは考えない。これで大丈夫だと。

私には貞操観念がほとんどないに等しい。多分性欲と寂しさを履き違えてる。だからこのままじゃ一生愛なんか得られない。最近やっと気付いた。私寂しかったんだ。すごく。ずっと強がってたけど、幸せは自分から手放して、惨めな思いばっかりして、愛され方も忘れて。

 

ねえ、愛が得られないと分かっていて、恋人ごっこして、虚しくないの?私はすごく虚しい。求めてる温もりも幸せも得られないで、一生愛されない大切にされないまま続くんだから。冗談じゃないよ。今だけは素直に言うけど、これは辛い。でもね、結局ね、最初の原因を作ってしまったのは私なんだよ。他の人を好きにならなければ、幸せを手放さなければ、寂しさを性で満たさなければ、こんなふうにはならなかった。

私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が悪い私が、私が悪いんだ。傷つけた、大切な人も大切にできなかった私が悪い。

愛されたいだけなのに、なんでこんなに遠回りしてるんだろ。ほんとに、良くないね。過去を引きづってるのか、言い訳がしたいだけなのか、わからないけど、このままじゃ一生愛されないや。

なんか、すごい寂しいな。