日生ノ木日

私の全て。これは私がこの世に存在した証。

「変わってないね」

昨日も同級生と会ってきた。まだ私が純粋だった中学の頃、付き合ってた人と。あろうことか、恋愛のこと、性のこと、家族のことまで全部話してしまった。色んな話ができて面白かったし、すごい楽しかった。私がめんどくさくなって、別れてからすぐ連絡を断ってた人なんだけど、そんな人と今更腹を割って話ができると思ってなかった。本当に人生はわからないし、会おうと思えば誰にでも会えて話せるもんだね。

私は当時のことを謝って、ちゃんと好きだったことも伝えたかったんだけど、何も言えなかったわ。肝心なことはいつもきちんと言えなくて、伝えそびれる。でもあっちは、「あなたのことをちゃんと好きだった」「今日は本当に楽しかったし、人間として好き」としっかり言ってくれた。やっぱり素敵な人だと思った。恥ずかしいとか異性とか、そういうのを差し置いて、きちんと言いたいこと、大切なことは伝える。それは私にはなかなかできないことだから。今はお互いに恋愛感情はないけど、それでも楽しかったし、また話したいと思えた。

中学の頃の同級生は、ありのままの私を知ってる。良くも悪くも、あの頃の私はまだ私の中でずっと生きてるんだと思う。みんなに会うと、それを実感出来る。それがすごい嬉しい。いつまでたってもくだらないことにうじうじ悩んで、なかなか成長できない私だけど、それでもいいと思える。変に大人ぶって、着飾って、素のままでいられない方が嫌だ。これからもガキっぽく、些細なことに傷ついて、もがきながら生きる。みんなが変わったとしても、私は多分変わらない。このままでいいよって認めてくれる人が1人でも存在する限りは。