日生ノ木日

私の全て。これは私がこの世に存在した証。

ピアノを弾く

ピアノを弾いてるときの、焦燥感。

何も考えずただ楽しんでるだけのはずなのに

いつしか承認欲求を満たす道具にしてしまってる気がして

私が一番なりたくない姿。

承認欲求のために、弾きたくもない曲を練習して、不特定多数の誰かに魅せるためだけに弾く。

そして、あたかも誰かが求めてるから、誰かのために弾いてるかのような、都合のいい建前を言う。

私はそれに抗いたい。

私はずっと自分のためにピアノを弾きたいし、誰かが求めるスタイルじゃなくていつも自分のスタイルで魅せたい。

そんな理想の高さが、完璧主義が、夢の実現を邪魔する。

 

くだらない夢ばっかり語ってると思う。

私、この歳になってやっと認められるようになった。

どんな形であれ、努力して、それをものにして、発信していける人がいちばん偉いんだって。

それすら出来ないなら、出来てる側の人に何かを言う資格なんて1ミリもないんだって。

 

けど、これは譲れない拘りなんだ。

私は絶対に私のためにしかピアノを弾かない。

それも自分の承認欲求とかいうエゴのためじゃなく、自分が純粋に楽しむため。

好きな曲を好きなように弾きたいから。

音楽に関しては自由でいたいから。

 

私が私でいるための、大事な大事な執念。