日生ノ木日

私の全て。これは私がこの世に存在した証。

束縛と自戒

私、ダメかもしれない。

 

彼氏が大好き。

嫌なところも理解できないとこもあるけど、それ以上に好きなところがたくさんある。

私を暗闇から掬ってくれた救世主。

私を私に戻してくれた、神様みたいな人。

楽しい思い出もたくさん作って、大事に大事に愛を育んできた。

離れるなんて考えられない。

ずっと一緒にいたいと思ってる。

 

ずっとずっと、そう思ってた。

きっとこれからも、そう。

 

けど

 

私はビッチだ。

決して男遊びはしてない。

そもそも、隠し事が得意じゃないし、要領は悪い方だから。

されたら嫌なことはしたくないし。

けど、きっとそれだけ。

できるんだったらしてしまうかもしれない。

 

私は承認欲求が強すぎる。

しかも、かなり歪んだ承認欲求。

元彼とか、店長とか、バイト先の人とか、教え子とか、

私の方を向いてくれるなら、相手をしてくれるなら、性的な目で見られてもいい。

いやむしろ、見られることさえ心地よいと感じてるかもしれない。

しかもタチが悪いことに、

私はみんなのことが嫌いじゃない。

嫌いとか興味無いとか、一方的に割り切れるならまだ良かった。

もちろん彼氏ほどの愛はないけど、どちらかと言えば好きだし、みんな忘れられない。

愛や恋なのかと聞かれれば違うと思う。

けど、私はいつかの感情をなぞって、胸が高鳴って恋しくなって、よくわからない期待をしてしまう。

この感情がなんなのか分からない。

ただの満たされたい欲求なのかもしれない。

でも、腕を引かれたら、ふっとついていってしまいそう。

そして、取り返しのつかないことになってしまいそう―

 

彼氏に対しても、他の人に対しても、ものすごく迷惑だし失礼な話だと思う。

自分は最低で最悪なやつだと思う。

 

人肌恋しいこの季節、私の感情のタカが外れてしまいそうで、怖い。

だから、私は自分から誰にも手を伸ばしちゃいけない。絶対に。

どんなに孤独になっても、私がこれらの感情を乗り越えられない以上、絶対に足を踏み出してはいけない。

これは彼氏からの束縛じゃない。

私の自戒なんだ。